最終更新日：2021/9/10

登校日も勉強のペースも自分で決められる

高宮学院高等部は福岡県福岡市にある通信制高校で、特に不登校の生徒に寄り添うことに重点を置いています。

学院長の丸山友子先生自身が小・中学校時代に不登校を経験されたそうです。

朝、起きられないとか、どうしても学校に行く気持ちになれない、昼と夜が逆転してしまうなど、は学院長自身も経験しています。

そのため、不登校で悩む生徒とその保護者の気持ちがよくわかるのです。そういった不登校や学習の遅れで困っている人が一歩踏み出せる場にしたいと学校運営をされています。

学習スタイルは少人数制

学校に行けない生徒の多くは、「学級」の中に入ることに抵抗を感じます。そこで、同校では少人数制で指導をしています。また、ひとりひとりの学習の理解度や状況を見て、必要に合わせて個人指導も行っています。

生徒の中には小学校や中学校の授業に出席できず、教科書の勉強が理解できていないというケースもあります。

その場合はつまずいている箇所に戻って、生徒本人がきちんと理解できるまで指導してくれます。

全日制高校の教室の授業はわからないところがあってもそのまま先に進んでしまいますが、ここではそういった心配がありません。

登校スタイルは生徒が自由に決められる

通信制高校の多くは登校する日を学校側で指定しています。例えば登校日は月曜日と水曜日という具合になっています。

しかし、高宮学院は次の3つの中のどの方法でも自由に選べますし、どのコースでも高校を卒業できます。

1. 1ヶ月に1回だけ登校
2. 年7回日程度登校
3. 週1日～5日、自由に選択する方法

1の1ヶ月に1回だけは、毎月出席できなくても構いません。

また、2の年7回登校は連続して出席してもいいし、とびとびでの出席でも大丈夫です。体調や気分がいいときに連続して出席しておくと、後が楽ですね。そこは自分で決められます。

3の週1日～5日の登校は月曜日～土曜日の間で自由に選べます。しかも、登校する曜日は毎週変わっても大丈夫です。

つまり、1～3のどの方法でも、生徒自身で「行きたい」と思ったときに登校すればいいということです。

登校はたとえ1日だけ、90分だけの出席でも、出席した分の単位が取れます。

時間割は午前中だけ、午後だけという形でも大丈夫です。本当に自由なスタイルで勉強できるので、不登校の経験がある人でもスムーズに高校卒業が目指せます。

高校への転入も可能

高宮学院は通信制高校で、高校卒業資格取得を目指します。
しかし、高校生活を送りたいという人には、福岡県立博多青松高校（昼間部定時制）への転入も可能です。
そのために、以下のようなコースを設けています。

高卒コース

• 中卒のまま高校に入学できていない人
• 高校1年生だが出席日数が不足していて、留年の可能性がある人
• 高校2年生だが留年の可能性がある人
• 高校を中退してしまった人

などでも、学年が遅れずに高校卒業できます。

県立博多青松高校入試対策コース

編集の場合は学年が遅れることを心配する方がいますが、独自カリキュラムが対応しているので、たとえ出席ゼロでも大丈夫です。

学年が遅れないようサポートしてくれます。

また受かるための志願理由書・作文・面接対策も行っています。県立博多青松高校への編入者の約半数は高宮学院の出身者です。同校の教師は全員が高校教職免許保持者なので、安心です。

通信制サポートコースもあります。

高卒認定コース

高卒認定試験合格を目指すコースで、18歳以上の人におすすめのコースです。

これは半年間で8科目を公的に免除できるので、試験は1科目だけでＯＫという独自のカリキュラムを組んでいます。

最低5回登校すれば高卒同等の資格が得られます。

学校行事

学校行事には入学式、ハイキング、登山、博物館見学、映画鑑賞、文化祭、ボウリング大会などがあります。

同年代の友達との会話が苦手という人も、これらの行事を通して交友関係ができていきます。先生がそのサポートもしてくれます。

進路指導に関して

• 高校認定説明会
• 大学や専門学校のオープンキャンパス見学会
• 大学・専門学校推薦入試説明会
• 進学相談会

などを実施しています。

ほかにも職業体験や食育教育など、将来の職業を考える参考になる行事も行っています。

大学や専門学校への推薦枠もあり、同校の卒業生の中には九州大学、福岡大学、九州産業大学、立命館大学などの合格実績があります。